今日は、雪の愛宕山を目指しました。
行きたかったのにずっと行くことができなかったJR嵯峨野線の「保津峡駅」まで電車で行きました。
無人の保津峡駅の入り口付近にあったベンチで、山屋現役の時以来30年ぶりに使う登山靴に履き替えました。
登山靴の性能劣化と、そして30年という時を越えて再び行動を共にした靴での靴ズレを懸念。
でも、「登山靴の劣化はほとんどなし」「靴ズレは履き始めて10kmほどで出始めた」って感じ。
いずれも「許容の範囲内」でした。

本日のウオーキング距離、約20km。

2005年12月18日(日)




京都駅からJR嵯峨野線に乗車。
車内から、雪を頂いた愛宕山の勇姿が見えています。



「秘境の駅」と言っても過言ではないかもしれません。
無人の保津峡駅です。
ここで下車しました。
長大なホーム。



初めてこの駅に来たわけではないのですが、前に来た時は暗くなって愛宕山から下山した時のこと。
駅のことはもうすっかり忘れていました。
何だか初めて来る駅のように思えます。



上り列車がやって来ました。



雪の保津川。
とっても趣があります。



ホームを後にして改札口に向かいます。
駅ホームを見上げます。
トンネルにはさまれた保津峡駅は橋上駅なのです。



美しい保津川の流れ。
対岸にトロッコ列車が走っているのが遠目に見えます。



強い風で木に積もった雪が雪煙に。



登山靴に書き換えた後、駅を出て水尾の里を目指します。
水尾の里へはこの橋を渡って、すぐに左に進路を取ります。



自動車道路をテクテク。



途中から、自動車道路と別に歩行者道路が整備されていました。
この辺りの積雪は約4cm。



明智越コースとの分岐。
この明智越コースはいずれ歩こうと思います。



水尾の里着。
保津峡駅から4km程です。
30年間履いていなかった登山靴を履いてここまで歩いてきましたが、今のところ足は痛くありません。



柚子が雪をかぶっていました。
水尾は「柚子の里」と言われています。



いざ!山岳遊撃開始。



汗だくになりそうだったので、下着のシャツの上に上着1枚だけの軽装になり その上着の袖もめくり上げました。
美しい山を眺めながら標高を稼ぎます。



意外にも道は広く、自動車が通れる幅があります。
冬以外はこの道をジープで上がって物資を運ぶってことを、以前聞いたことがあります。



雪が少しずつ深くなってきます。



昔、比叡山とこの愛宕山が喧嘩をし、叩かれた愛宕山にたんこぶができたという話が伝わっているそうです。
愛宕山は、そのたんこぶの分だけ山が高くなったそうな。



この辺りで積雪は10cm弱。



表参道との合流地点着!
保津峡駅からここまで、およそ7kmです。



歩くのをやめると一気に冷え込んできます。
この休憩所で上着を着込みました。



上着を着込んだ後、表参道から外れて愛宕ケーブル・愛宕山頂駅跡を目指します。



純白のキレイな雪を踏みしめながら前進。



ここは行政区で言うと京都市。
京都が持っているいくつもの顔。
ここもそのひとつです。



愛宕ケーブル山頂駅跡着。



1階から、ケーブルの線路跡を望む。
「かつてはここにケーブルがあったんです。」って、駅舎跡がたった一人ここにいる私に訴えかけてくるようなそんな気がします。
「よく知っているよ。」って、私は心の中で返事をしました。



駅舎跡2階へ。
ここ2階は、かつては食堂だったはず。
当時の盛業中の人々の楽しそうなざわめきの代わりに、無人のここで今聞こえてくるのはただ寂しい風の音だけ・・・・・。
何だかまぶたが熱くなりました。



2階のベランダに出てみました。
風化が著しいのが見て取れます。



こんなに立派な駅舎跡があることを。
いや、愛宕山に今でもケーブルの線路跡や駅舎跡があることをほとんどの人は知りません。
そして、この駅舎跡がいつまでこの姿を保っていられるのか。
今日もこの駅舎跡の姿をしっかりと目に焼き付けました。



こうして見ると、窓などがほとんどなくなっているということに目を奪われます。



よく見ると、天井には氷のツララと共に、多くの石灰ツララが。
コンクリートのアルカリ成分がずいぶん劣化しています。
この先、劣化が更に加速度的に進む可能性が濃厚です。



駅舎跡を後にして表参道へ向かいます。



表参道で更に標高を上げて「黒門」着。



雪がいっそう深くなってきました。



40合目着。
愛宕山を登りきりました。



石碑も寒そう。



40合目の休憩所内の温度計。
午後2時の気温が氷点下4℃。



本殿への階段。
かなり凍りついているので慎重に歩きます。



霧氷に覆われた木々の中にある愛宕神社着。



愛宕神社本殿。



本殿前の休憩所。
ほんの少しだけ上がっただけなのに、ここは午後2時の気温が氷点下7℃。(@_@;)



本殿前の休憩所内で昼食を摂った後、本殿に参拝。
その後、少しだけ境内を巡ります。



下山開始!



滑らないように慎重に階段を下ります。
長い間はいていなかった登山靴。
下り始めると急に足が痛くなってきました。(>_<)



足は痛くなってきましたが、この積雪とそして低い気温。
まだ登山靴を脱いでスニーカーを履くことはできません。
ゆっくりと降ります。



白髭社前通過。



階段を下りきりました。
次に、愛宕山三角点を目指します。



美しい雪景色を眺めながら進撃。



三角点へ向かいながら、平坦路なのに靴の中の足が痛くなってきました。



少し迷いましたが、Uターンを決意。
これからの下りで、足がまだまだ痛くなってくるはず。
下山道着。



月輪寺コースで下山開始。



更に足が痛くなってきました。
でも「忍」の一字。



月輪寺着!



月輪寺はいくつかの建物があります。



雪深い山奥。
住職さんも大変だろうと思います。
住職さんに声をかけようと思ったのですが、どうやらお留守のようです。



親鸞聖人像。



月輪寺全景。



下山途中、防寒用のチャンチャンコみたいなのを着た住職さんらしき人とすれ違いました。
「こんにちは〜。」と挨拶しました。
雪が少なくなったので「もう安全」と判断して、この付近で登山靴を脱いでスニーカーに履き替えました。
スニーカーを履いたとたん一気に足が軽くなり、靴擦れの痛みも解消しました。(^^♪



月輪寺から結構下って、登山道から林道に出ました。



清滝を目指して、超速歩で進みます。



京都トレイルコースの案内発見!



清滝着!
今はもう存在しない愛宕ケーブル「清滝川駅」乗り場へ向かう階段前。
階段は今でもしっかりと残っています。



清滝トンネル。
愛宕鉄道のトンネル跡です。
愛宕鉄道が単線だったため、このトンネル内は自動車がすれ違うことができない広さしかありません。



愛宕山にまた雪が降り始めたようです。



時間が遅くなったので、この京都バスに乗って四条京阪まで行くことにします。
この京都バスの敷地は、愛宕鉄道の終点の「清滝駅」があった場所なのです!



清滝の説明板。
愛宕鉄道のことは何ひとつ触れられていません。
でも私は、「ここに駅があった」ってことを知っています。
絶対に忘れることはありません。



嵐山花灯路は今日まで。
バスの中からその様子が少し見えました。



京都市街地まで戻ってきました。
御池通りのイルミネーションが見えています。



京阪宇治駅から再びウオーキング開始。
途中でこんなかわいいものを見つけました。(#^.^#)



雪山の素晴らしさ。
そして、様々な顔を持つ京都もとっても素敵。
自転車も大好きですが、ウオーキングも、そして軽登山も私は大好きです!



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