今日は、西日本最大の鍾乳洞と言われる滋賀県の「河内風穴」へ。
実行の数日前の行動提起にもかかわらず、強力なメンバーが複数名 私と共に決起し、実力行動を果敢に展開。
暑い一日、汗だくでの行動でしたがハードな しかし充実した時間を持つことができました。
参加は、BINさん、花傘キンニクン、大阪からmacbearさん、そしてgodzilla。
参加者の皆さんの素晴らしい行動力と持久力、そして団結の力を目の当たりにできた嬉しい一日でした。
本日の走行距離、約260km。(サイクルコンピュータが故障中=花傘キンニクンのデータを参考に推計しました)
2005年9月10日(土)
自宅を7時過ぎに出発。
快晴の空の下、宇治橋を渡ります。
JR奈良線の列車が、朝日に映えます。
旧・陸軍宇治弾薬庫引込み線跡が見えてきました。
旧弾薬庫引込み線跡高架。
見れば見るほど「愛宕ケーブル」の高架とそっくりだと思います。
近鉄MOMO南側の山科川入り口「車止め」前。
花傘キンニクンと合流し小隊を編成後、作戦行動開始!
山科川沿いを東進。
逢坂山のダラダラ坂を上がります。
気温はさほど高くないのですが湿気が多く、汗が顔から滴ります。
この坂の途中で、道路反対側をセッセと坂を上がっているBINさんを発見!
こんな石碑を発見。
普段よく通っているのに、こういうものって道の反対側にあると案外分からないものなんですよね。
旧東海道線・逢坂山隧道(ずいどう=トンネルの意)跡へ。
隧道の説明板。
現存する隧道。
こちらは入り口がふさがれています。
おっと!
「なぜこんなところに亡きはずの石原裕次郎が・・・」と思って目をこすったら、BINさんでした。
ドモドモ。(^_^;)
隧道内部。
実にしっかりとした構造で、風化をあまり感じさせません。
隧道内部から外を望む。
隧道上部には、何やら文字が。
隧道脇には石仏が。
旧東海道線・逢坂山隧道跡を後にして、浜大津市街を目指します。
京阪の踏切で止まってふと横を見ると、こんなものが。
歴史の古い大津。
様々なものがあります。
「逢坂」の解説が書いてありました。
浜大津市街へ!
浜大津港でmacbearさんと合流し、港を散策します。
「よし舟」発見。
ビアンカの雄姿。
ミシガン。
影のように黒く伸びているのは影ではなく、お客さんが乗船する時に通る「乗船ロード」。
山頂付近に雲を戴く比叡山遠望。
再びミシガン横へ。
とっても優雅なミシガンの船体。
水上消防署近くへ。
消防艇の雄姿。
消防艇は内径の細い放水砲で強烈な水圧の水を遠くまで飛ばし、船舶火災を消し止めます。
ミシガンを眺めるモスラ号。
浜大津港を後に。
「少し」回り道をして、志賀大仏(しがおおぼとけ)を目指します。
志賀大仏着。
高さ約3.5mの大仏様。
志賀大仏の解説板。
志賀大仏がある山から降りる途中で、macbearさんの自転車がパンク。
macbearさんは、手馴れた手つきでチューブ交換を始めます。
大津市街には、きれいな花で玄関先を飾っている家が結構多いので、そんな花を眺めながらの走りが楽しめます。
ズーム!
大津の稲は穫り入れ間近。
「道の駅琵琶湖」(米プラザ)着。
ここで少し早い昼食に。
「道の駅琵琶湖」の2階から見る琵琶湖大橋。
琵琶湖大橋の旧構造物。
この存在は意外と知られていません。
食後、琵琶湖大橋を渡って湖東へ。
湖東へ渡って程なく、再びmacbearさんの自転車がパンク。
もうチューブの予備が無いしパンク修理キットがないので、macbearさんはホームセンターを探すために一時離脱。
macbearさんとは後ほど再合流するということにして、残り3人で湖東を北進。
近江八幡の水郷着。
水郷を進む観光船。
水郷の観光船は、初めて見ました。
湖岸には収穫間近の稲が、穂を垂れています。。
彦根市へ入ります。
彦根市に入ってからかなり走り、多賀町着。
河内風穴駐車場着。
早速、風穴を目指します。
駐車場に自転車を置いて(無料)、徒歩で風穴を目指していて驚きました。
この8月に青森に行った際に見た奥入瀬渓谷の風景に勝るとも劣らない渓流が、目に飛び込んできたのです。
水の透明度は奥入瀬渓谷の比ではなく、こちらが圧勝!
素晴らしい渓流です。
以下、その素晴らしい渓流美をお楽しみください。
いがかでしたか?
渓流の流れる距離は奥入瀬渓谷の方がはるかに勝りますが、小さな規模ながらもこの素晴らしい渓流美。
今まで自転車の自走で行った範囲でこんな美しい渓谷美を見たのは、ここが初めてです。
階段をえっちらおっちら。
河内風穴の入り口着。
洞内からの冷気で、まるで真夏に冷蔵庫のドアを開けた時のように、入り口から湯気が噴出しています。
汗だくのシャツに気温15℃の冷気。
寒さに震えながら洞内へ。
洞内の神秘的な風景に息を呑みます。
入り口の狭さからは想像もできない、広い洞内。
順路に沿って奥へ。
洞内の三角岩。
石灰岩の階段を上がります。
おや、はしごが。
結構きついはしご。
上り下りは、手すりをつかまなくては進めません。
かなり奥へ来ました。
行き止まり。
鍾乳洞はここからまだずっと奥へ延びているのですが、一般の入場はここまで。
以前ここの入った人が行方不明で戻ってこなかったので、危険防止のためにこの柵が設けられたとか・・・・。
この鍾乳洞は、なんと総延長が6,000m以上もあるのです。
柵の間から奥を撮影。
ここから先は「禁断」の場所。
この奥には、川下りができるほどの大水流や水深10mもある地底湖まであります!
この奥へは、地元の研究団体のメンバーなどが入洞を許可されています。
ただ、この奥6,000m先の行き止まりの隙間からは空気の流れがあるので、鍾乳洞はまだまだ先がある可能性が高いようです。
鍾乳洞内部の公開されている部分にある広場。
こじんまりした体育館ほどの広さがあります。
撤収開始。
洞内には川が流れています。
透明度が高すぎるので水があるのが分かりにくいのですが、結構な水量。
水の雰囲気が少し分かる写真。
上からひっきりなしに水滴が落ちてきますが、それが写真に白く写っています。
水滴だけで体がかなり濡れます。
サンダル履きなので地下水の川を渡りましたが、水の冷たさで足が痺れます。
地下水の外への出口。
写真では伝わりませんが、かなり速い流れです。
鍾乳洞内をゆっくりと歩きます。
何とも言えない不思議な風景。
出口の明かりが見えました。
出口へ向かいます。
出口近く。
オレンジ灯がないとこんな白黒の風景です。
フラッシュを焚くと、またカラーの世界が広がります。
出口着。
フラッシュあり。
フラッシュなし。
鍾乳洞から出ました。
洞内の涼しさに順応したので、出口から出ると外気のむっとした暑さをとっても気持ち悪く感じました。
もうもうと湯気が上る鍾乳洞の出入り口。
冷蔵庫ではないのでその必要はないのですが、思わず「戸」を閉めたくなる光景。(^_^;)
ちなみにこの出入り口には扉はありません。
ここから入った犬が三重県に出たとか・・・。
岐阜県には出なかったのかなあ・・・、などとも考えたりします。
洞外、出入り口近くにある温度計。
きっちり15℃を示しています。
結構アクシデントの可能性があるようです。
鍾乳洞入り口前の林。
洞内の冷気に加え、湿気が多いので時折霧が流れます。
強い風で、一瞬入り口の湯気が消えました!
公開!河内風穴の入り口の様子!
入り口はこんな感じです。
下山開始。
美しい渓流がまた見えてきました。
本当に素晴らしい流れです。
受付近くに戻ってきました。
「山の大神」の石碑。
「山の大神」といのは、昔ここに生えていた巨木のことのようです。
河内風穴石碑。
ポリタンクを持った人が石碑の横を通りかかりましたが、そのポリタンクは水を汲むためだとか。
先ほどの洞内の川の水は飲用可能なので、それを汲んで帰るんだそうです。
近くにこんないい水があるなんて、いいな〜。
河内風穴石碑のすぐ横にある八幡神社。
河内風穴の位置を表す絵看板。
風穴がある多賀町の東側は、もう岐阜県!!(@_@;)
とってもきれいな川の水。
白っぽい石灰石の転がる川の中を、強烈な透明度の水が流れます。
写真中央あたりの水の流れは、鍾乳洞から流れ出る水が川に流れ込んでいるもの。
帰路につきます。
落石が道路をふさいでいる!?
かなりの巨岩。
実は片側だけは通れるのです。
それにしてもこの落石の規模・・・・・。
雨の日には、河内風穴に行かない方がいいような気がします
道路沿いにも渓流が。
水の美しさが最高!
冷たく澄んだ流れ。
昔の田舎では、このような清流が普通にあったはず。
生活の便利さと引き換えに、私たちは大切なものを失ってしまったのでしょうか・・・・・。
清流を見ながら、ゆっくりと走ります。
彦根には、古い建物が復元された街並みがあります。
ここから小一時間走って、macbearさんと再会できました。
帰路でアクシデント発生!
花傘キンイクンの後輪がパンク。
道具が不十分な中でmacbearさんが修理に挑戦。
でも結局、チューブが古くてアウト。(>_<)
自転車を押して歩くことにします。
ゲゲッ!紐ちゃん(蛇)が。(>_<)
と思ったら、花キンクンのチューブでした。(^_^;)
この後、自転車を押して歩いていたらコンビニ発見!
コンビニ従業員の車載工具をお借りし、BINさんの予備チューブをmacbearさんが見事な手さばきで装着!
花キンクンの自転車が蘇ったので、再び帰宅進撃開始!
macbearさんが先にJRの駅へ。
残りのメンバーは、浜大津に着いた時点でしばし小休止。
小休止の後、再び帰宅の途へ。
自転車の可能性と、仲間の素晴らしさ。
再びそのことを強く感じる走りになりました。
河内風穴近くの素晴らしい渓流の存在も、全く知りませんでした。
自転車で日帰り可能な場所でも、探せば本当に素晴らしい場所があるんだなあ・・・・・。
遠くまで行ければいいけれど、時間的にあるいは経済的にそれが難しい。
ではそんな人達は、旅の楽しみが味わえないのか?
答えは、NO!
身近でよく探せば、いくらでもいい所があります。
「近場のよさ」をぜひ皆さんも味わってください!
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