今日から青森で研修。
勉強以外は、朝の散歩しかできませんでした。
でもお馬ちゃんと友達になれました。
2005年8月2日(火)
朝早く起きて、宿舎から外へ散歩に出ました。
すると途中で、かわいい馬を見かけました。
馬は私の姿を見つけると、人なつっこそうに寄ってきました。
馬は撫でて欲しそうに顔を突き出しますが、私は馬を触ったことがなく触れませんでした。
散歩の帰路、同じ所を通りかかると馬が餌を食べていました。
世話をしていたおばあさんに「子どもの馬ですか?」って尋ねると「いんや、大人だ」って。
とっても小さいですが、これが和馬の特徴だそうです。
今回の青森行きで聴いた話です。
戦争中、ここ青森から多くの馬が中国に連れて行かれたそうです。
飼っていた馬を3頭中国に送られた飼い主が、たまたま中国に行く機会があって中国のとある町を歩いていると、薄汚い痩せた馬が一目散でその人目指して走ってきたそうです。
「何だこの汚い馬は?」と思ってよくよく見ると、その馬はかつて自分が飼っていた馬だったそうです。
その馬は、涙を流していたそうです。
馬が涙を流すなんて、知りませんでした。
元飼い主は、余裕があるお金でニンジンなどを買い与えましたが、「この馬はもう長くない。」と思いながら馬と別れたそうです。
人間でも同じですが、異国の地で食べ物が合わないなど生活環境が急変しストレスが大きいと馬は調子が悪くなるそうです。
中国に連れて行かれた馬のほとんどは数年と生きていなかったそうです。
戦争の悲劇。
人間に加えて、動物の世界でも大きな被害があったのです。
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